浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所
浄土真宗本願寺派 福岡組(ふくおかそ)の情報配信所へようこそ。
新mp3法話 第48集 ①真光寺 寺本悦子 ②光専寺 城 美香
mp3法話の第48集をお届けいたします。
法話ご提供は以前テレホン法話として長い間親しんでいただいておりましたものを、インターネットに置き換えて継続しておりますものですが、今年度(4月)より、音声に加え、文字(テキスト)でもご覧いただけるようになりました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。
仏様のおはなし新シリーズ 第48集 その1 「いのちは誰のもの」
第48集 その1 「いのちは誰のもの」 PDF版ダウンロード
真光寺 寺 本 悦 子
仏様のおはなし新シリーズ 第48集 その2 「ハグくまさん」
第48集 その2 「ハグくまさん」 PDF版ダウンロード
光専寺 城 美 香
◎広報部
法話ご提供は以前テレホン法話として長い間親しんでいただいておりましたものを、インターネットに置き換えて継続しておりますものですが、今年度(4月)より、音声に加え、文字(テキスト)でもご覧いただけるようになりました。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。
仏様のおはなし新シリーズ 第48集 その1 「いのちは誰のもの」
第48集 その1 「いのちは誰のもの」 PDF版ダウンロード
真光寺 寺 本 悦 子
仏様のおはなし新シリーズ 第48集 その2 「ハグくまさん」
第48集 その2 「ハグくまさん」 PDF版ダウンロード
光専寺 城 美 香
◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第48集 その1 「いのちは誰のもの」
「いのち」は誰のもの と思いますか?
親が勝手に生んだんだから・・・私も勝手にしてもいいと思います?
私のいのちの出発は何処からなのでしょうか?
父、母、祖父母、曾祖父母、その前は・・・。
そう考えていくと、ビックリする事に
10代前には1024人の 先祖がおられます。
25代前には33,554,432人もの 「いのち」につながって 今、私は存在しています。
この長い 長い「いのち」のいとなみのなかで・・・
関わりあった 尊い縁によって 生かされています。 1つでも関わりあう縁が 違っていたら、私は 今、存在していないのです。大切な、大切な縁、尊いいのちです。
又 私は 沢山のいのちによって 生かされてきました。いのちを奪う、殺生の罪なしには 生きられない私なのです。
仏教では全てのことは縁で成り立っている『縁起』と言われます。縁がなければ何事もおこらないと・・・
親子の縁もそうです。私は生まれたときから親でしたか? 子どもができたから親になったのでは? だから、親子の年齢は同じなのです。子どもが1歳の時、親の私も親としては1歳です。
ただ、社会経験はあるが、親としての経験は 子どもと同じなのです。
親ということで、頭ごなしに叱ったことはありませんか? 謙虚に 相手の存在、
縁に感謝しながら 生きて行きたいものです。
子どもを授かったら、浄土真宗では、「初参式」といって 神道で行われる 「お宮参り」のように、お寺に赤ちゃんと 共にお参りさせていただきます。 わが子に 私を親にしてくれて有難う。 阿弥陀様に お陰さまで新しい命を授かりました。 これからは、互いに親として、子どもとして、尊敬しあい 慈しみあい 節目、節目には、阿弥陀様に おたずねし、お任せしながら感謝して 生きて行きたいです。ありがとうございますと。ご報告します。
仏様のおはなし新シリーズ 第48集 その2 「ハグくまさん」
作家の落合恵子さんの講演会に参加させて頂きました。子どもや女性、教育、環境、差別、人権問題に取り組まれ、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を主宰されています。
翻訳されたカナダのニコラス・オールドランド作の「ハグくまさん」という絵本を紹介
して頂きました。
森で暮らす、何でもハグ・・・抱きしめるという意味ですが・・・ハグしてしまう
クマさんが主人公です。ハグくまさんは、ハグしにくいヘビでもハグした途端、強烈な
臭いを発するスカンクでも何でもハグしてしまう不思議なクマです。中でも森の木が好きで大きな木も小さな木もうっとりとハグするのです。しかしある日、斧を持った人間の男が現れ、ハグくまさんが一番好きな最も大きくて長生きの美しい木を切り倒そうとしました。ハグくまさんは生まれて初めて抱きしめたくないものに出会ってしまい、かみついてやろうか、どうしたらいいんだろう・・・と考えます。さて、ハグくまさんはどういう
行動を取ったのでしょうか?
人は自分中心に自分の「モノサシ」で好き嫌いと決めて物を見ます。バラや蘭の花は
大切にしても邪魔な草は雑草と呼び、蝶は綺麗と眺めても蛾は害虫と呼びます。仏教は 「いのちあるもののうち人間を中心に考えるのは自然にそむく傲慢な考えである。人も虫も魚も鳥も血縁を超え民族国家を超えてつらなりあうこと」・・・と平等と平和を説きます。
さて、ハグくまさんは結局、男を思い切り抱きしめ、男は斧を放り出し逃げて行き、
ハグくまさんも木もしあわせでした。・・・というお話です。
阿弥陀様は毎日、欲張つたり怒つたり自分中心に生きている私達を心配して「あなたが
大切ですよ」と私をありのままに受け入れ「どんなあなたであっても決して見捨てない」と、はたらき続けて下さり、この絵本のハグくまさんのように、包み込んで「ハグ」・・・
抱きしめて下さいます。世のすべてのものの「いのちの尊さ」と生きる事のすばらしさを
伝えてくれる物語でした。
「いのち」は誰のもの と思いますか?
親が勝手に生んだんだから・・・私も勝手にしてもいいと思います?
私のいのちの出発は何処からなのでしょうか?
父、母、祖父母、曾祖父母、その前は・・・。
そう考えていくと、ビックリする事に
10代前には1024人の 先祖がおられます。
25代前には33,554,432人もの 「いのち」につながって 今、私は存在しています。
この長い 長い「いのち」のいとなみのなかで・・・
関わりあった 尊い縁によって 生かされています。 1つでも関わりあう縁が 違っていたら、私は 今、存在していないのです。大切な、大切な縁、尊いいのちです。
又 私は 沢山のいのちによって 生かされてきました。いのちを奪う、殺生の罪なしには 生きられない私なのです。
仏教では全てのことは縁で成り立っている『縁起』と言われます。縁がなければ何事もおこらないと・・・
親子の縁もそうです。私は生まれたときから親でしたか? 子どもができたから親になったのでは? だから、親子の年齢は同じなのです。子どもが1歳の時、親の私も親としては1歳です。
ただ、社会経験はあるが、親としての経験は 子どもと同じなのです。
親ということで、頭ごなしに叱ったことはありませんか? 謙虚に 相手の存在、
縁に感謝しながら 生きて行きたいものです。
子どもを授かったら、浄土真宗では、「初参式」といって 神道で行われる 「お宮参り」のように、お寺に赤ちゃんと 共にお参りさせていただきます。 わが子に 私を親にしてくれて有難う。 阿弥陀様に お陰さまで新しい命を授かりました。 これからは、互いに親として、子どもとして、尊敬しあい 慈しみあい 節目、節目には、阿弥陀様に おたずねし、お任せしながら感謝して 生きて行きたいです。ありがとうございますと。ご報告します。
真光寺 衆徒 寺 本 悦 子
仏様のおはなし新シリーズ 第48集 その2 「ハグくまさん」
作家の落合恵子さんの講演会に参加させて頂きました。子どもや女性、教育、環境、差別、人権問題に取り組まれ、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を主宰されています。
翻訳されたカナダのニコラス・オールドランド作の「ハグくまさん」という絵本を紹介
して頂きました。
森で暮らす、何でもハグ・・・抱きしめるという意味ですが・・・ハグしてしまう
クマさんが主人公です。ハグくまさんは、ハグしにくいヘビでもハグした途端、強烈な
臭いを発するスカンクでも何でもハグしてしまう不思議なクマです。中でも森の木が好きで大きな木も小さな木もうっとりとハグするのです。しかしある日、斧を持った人間の男が現れ、ハグくまさんが一番好きな最も大きくて長生きの美しい木を切り倒そうとしました。ハグくまさんは生まれて初めて抱きしめたくないものに出会ってしまい、かみついてやろうか、どうしたらいいんだろう・・・と考えます。さて、ハグくまさんはどういう
行動を取ったのでしょうか?
人は自分中心に自分の「モノサシ」で好き嫌いと決めて物を見ます。バラや蘭の花は
大切にしても邪魔な草は雑草と呼び、蝶は綺麗と眺めても蛾は害虫と呼びます。仏教は 「いのちあるもののうち人間を中心に考えるのは自然にそむく傲慢な考えである。人も虫も魚も鳥も血縁を超え民族国家を超えてつらなりあうこと」・・・と平等と平和を説きます。
さて、ハグくまさんは結局、男を思い切り抱きしめ、男は斧を放り出し逃げて行き、
ハグくまさんも木もしあわせでした。・・・というお話です。
阿弥陀様は毎日、欲張つたり怒つたり自分中心に生きている私達を心配して「あなたが
大切ですよ」と私をありのままに受け入れ「どんなあなたであっても決して見捨てない」と、はたらき続けて下さり、この絵本のハグくまさんのように、包み込んで「ハグ」・・・
抱きしめて下さいます。世のすべてのものの「いのちの尊さ」と生きる事のすばらしさを
伝えてくれる物語でした。
光専寺 城 美 香
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