浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所
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新mp3法話 第53集 ①光圓寺 圓日耕也 ②正法寺 志摩田一卽
mp3法話の第53集をお届けいたします。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。
本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。
仏様のおはなし新シリーズ 第53集 その1 「本願を信じ念仏申さば佛になる」 音声版ダウンロード
第53集 その1 「本願を信じ念仏申さば佛になる」 PDF版ダウンロード
光圓寺 圓 日 耕 也
仏様のおはなし新シリーズ 第53集 その2 「無常」 音声版ダウンロード
第53集 その2 「無常」 PDF版ダウンロード
正法寺 志 摩 田 一 卽
◎広報部
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
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仏様のおはなし新シリーズ 第53集 その1 「本願を信じ念仏申さば佛になる」 音声版ダウンロード
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光圓寺 圓 日 耕 也
仏様のおはなし新シリーズ 第53集 その2 「無常」 音声版ダウンロード
第53集 その2 「無常」 PDF版ダウンロード
正法寺 志 摩 田 一 卽
◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第53集 その1 「本願を信じ念仏申さば佛になる」
あるご門徒の通夜の勤行に行った時のことであります。母の遺書がでてきましたと言って息子さんが私に渡してくださいました。
息子さんといってもすでに七十歳に手が届こうとする人であります。門徒の方でありましたが、大人しい、口数の少ない方でありました。寺の玄関でお会いしても、会釈程度で、すぐに本堂に行って念仏申されているような、そんな御方でありました。享年九十五歳でした。私の寺で前住職がお説教の会をする時には、欠かさず出席されていました。
お説教の後の座談会の時でも、とりたてて、質問をされる事もない、目立たない物静かな方でありました。私が大学を出て、今の寺に帰ってきたら、すでに寺に出入りされていたので、もうかれこれ三十年以上のお付き合いになっておりました。そのお母さんは、私の寺ばかりでなく、各地の浄土真宗のお寺のお説教にご縁をむすばれておられたようでした。何度か福岡組の降誕会の席にも、お見かけしたことがありました。殆ど自分の事は、お話されることがありませんでしたので、私的な事は一切分かりませんでした。ただ、いつも寺に来ては、お念仏を静かに申して帰っていかれる方でした。
遺書には次の様に書いてありました。
『私にもしものことがあっても心配しないで下さい。私を思う事があれば南無阿弥陀仏と仏様に手を合わせて下さいね。私のお願いです。仏法の本は捨てることのない様に貴方達も読んで下さいね。私を縁として聞法して下さいね。仏法を聞かしていただくと自己が分かるようになりますよ。私の様な者が仏法を聞く身にならしてもらったことは実に不思議です。遠き縁のあった事をしみじみと喜んでおります。生まれがたき人間に生まれさしてもらったので、若い時に仏法を聞かしていただきなさい。年を取っては頭が鈍くなります。』
それ以来、この遺書はいつも私の手元にあります。このお母さんは仏様となり、常に念仏申して下さいと語りかけて下さいます。
天神三丁目 光圓寺住職 圓日耕也でした。
仏様のおはなし新シリーズ 第53集 その2 「無 常」
私はインドに四回行きました。インドではお釈迦様に関係のある所を参拝して回ります。お釈迦様誕生の地「ルンビ二」、悟りを開かれたところ「ブッダガヤ」、初めて説法された所「サールナート」、往生された所「クシナガラ」、『大無量寿経』と『観無量寿経』の説かれた所「霊鷲山」、『阿弥陀経』の説かれた所「祇園精舎」等の仏跡地を回ります。
最初に行ったのが三十代の頃で30年くらい前になります。
仏跡地を訪れた時には人もさほど多くなく、比較的静かにお参りすることが出来ました。近くにはホテルも無く、蚊が飛び交う部屋にベッドとシャワーが有る程度のツーリストロッジに宿泊していました。
最後に行ったのが五十代の頃で10年くらい前になります。ブッダガヤを訪れた時には多少戸惑いました。境内は電飾で飾られ、東南アジアやチベットの参拝者が多くてゆっくりとお参りすることができませんでした。近くにはバストイレ付のホテルが出来ていました。数十年の年月で環境も変わり、お釈迦様や仏教に対する知識や想いも変わっていきます。ですから同じ所を何回お参りしても行く度に違っているのです。
お寺とかいろんな処でお話(法話)を聴くことが有ります。その中には数回同じお話を聴いたことがあります。しかし、同じお話を聴いてもその間、時間を経ているのでいろんな体験や経験をしています。1年前の私と今日の私とでは変わっているのです。でありますから同じお話を聴いても受け止め方は違ってくるのではないかと思います。「諸行無常」ですべてのものは変わっていきます。変わらないのは「仏法」仏さまの教えだけです。
あるご門徒の通夜の勤行に行った時のことであります。母の遺書がでてきましたと言って息子さんが私に渡してくださいました。
息子さんといってもすでに七十歳に手が届こうとする人であります。門徒の方でありましたが、大人しい、口数の少ない方でありました。寺の玄関でお会いしても、会釈程度で、すぐに本堂に行って念仏申されているような、そんな御方でありました。享年九十五歳でした。私の寺で前住職がお説教の会をする時には、欠かさず出席されていました。
お説教の後の座談会の時でも、とりたてて、質問をされる事もない、目立たない物静かな方でありました。私が大学を出て、今の寺に帰ってきたら、すでに寺に出入りされていたので、もうかれこれ三十年以上のお付き合いになっておりました。そのお母さんは、私の寺ばかりでなく、各地の浄土真宗のお寺のお説教にご縁をむすばれておられたようでした。何度か福岡組の降誕会の席にも、お見かけしたことがありました。殆ど自分の事は、お話されることがありませんでしたので、私的な事は一切分かりませんでした。ただ、いつも寺に来ては、お念仏を静かに申して帰っていかれる方でした。
遺書には次の様に書いてありました。
『私にもしものことがあっても心配しないで下さい。私を思う事があれば南無阿弥陀仏と仏様に手を合わせて下さいね。私のお願いです。仏法の本は捨てることのない様に貴方達も読んで下さいね。私を縁として聞法して下さいね。仏法を聞かしていただくと自己が分かるようになりますよ。私の様な者が仏法を聞く身にならしてもらったことは実に不思議です。遠き縁のあった事をしみじみと喜んでおります。生まれがたき人間に生まれさしてもらったので、若い時に仏法を聞かしていただきなさい。年を取っては頭が鈍くなります。』
それ以来、この遺書はいつも私の手元にあります。このお母さんは仏様となり、常に念仏申して下さいと語りかけて下さいます。
天神三丁目 光圓寺住職 圓日耕也でした。
光圓寺 圓 日 耕 也
仏様のおはなし新シリーズ 第53集 その2 「無 常」
私はインドに四回行きました。インドではお釈迦様に関係のある所を参拝して回ります。お釈迦様誕生の地「ルンビ二」、悟りを開かれたところ「ブッダガヤ」、初めて説法された所「サールナート」、往生された所「クシナガラ」、『大無量寿経』と『観無量寿経』の説かれた所「霊鷲山」、『阿弥陀経』の説かれた所「祇園精舎」等の仏跡地を回ります。
最初に行ったのが三十代の頃で30年くらい前になります。
仏跡地を訪れた時には人もさほど多くなく、比較的静かにお参りすることが出来ました。近くにはホテルも無く、蚊が飛び交う部屋にベッドとシャワーが有る程度のツーリストロッジに宿泊していました。
最後に行ったのが五十代の頃で10年くらい前になります。ブッダガヤを訪れた時には多少戸惑いました。境内は電飾で飾られ、東南アジアやチベットの参拝者が多くてゆっくりとお参りすることができませんでした。近くにはバストイレ付のホテルが出来ていました。数十年の年月で環境も変わり、お釈迦様や仏教に対する知識や想いも変わっていきます。ですから同じ所を何回お参りしても行く度に違っているのです。
お寺とかいろんな処でお話(法話)を聴くことが有ります。その中には数回同じお話を聴いたことがあります。しかし、同じお話を聴いてもその間、時間を経ているのでいろんな体験や経験をしています。1年前の私と今日の私とでは変わっているのです。でありますから同じお話を聴いても受け止め方は違ってくるのではないかと思います。「諸行無常」ですべてのものは変わっていきます。変わらないのは「仏法」仏さまの教えだけです。
正法寺 志 摩 田 一 卽
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