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浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所

浄土真宗本願寺派 福岡組(ふくおかそ)の情報配信所へようこそ。

2015/03/18

新mp3法話 第66集 ①真光寺 寺本悦子 ②光専寺 城 美香

mp3法話の第66集をお届けいたします。

MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。

本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。

仏様のおはなし新シリーズ 第66集 その1 「遺族語り合いの会について」 音声版ダウンロード
第66集 その1 「遺族語り合いの会について」 PDF版ダウンロード
真光寺 寺 本 悦 子

仏様のおはなし新シリーズ 第66集 その2 「いのちの重さ」 音声版ダウンロード
第66集 その2 「いのちの重さ」 PDF版ダウンロード
光専寺 城 美 香

◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第66集 その1 「遺族語り合いの会について」

 こんにちは、今回は、グリ―フケア、遺族語り合いの会についてお話します。
ビハーラ福岡では8年前から、本願寺福岡教堂に於いて、ご遺族の方に来ていだだき、グリーフケアという語り合いの会をしています。
 内容は真宗宗歌」、勤行、法話、茶話会、仏教讃歌「み仏に抱かれて」「恩徳讃」を歌って終わります。
「人生は苦なり」とお釈迦様は言われました。苦とはなんでしょうか。お釈迦様は、思い通りにならないことと言われます。四苦八苦とよく聞きますが、四苦は皆様よくご存知の「生・老・病・死」です。では、残りの四苦は何でしょうか。
愛(あい)別(べつ)離(り)苦(く)、怨憎(おんぞう)会苦(えく)、苦(く)不(ふ)得(とっ)苦(く)、五蘊(ごうん)盛(じょう)苦(く)です。一つ一つの解説はまたの機会にしまして、その残りの四苦で一番辛いのが、「愛別離苦」だと言われます。
愛する人と別れなければならない苦です。
数年前発行されました、西本願寺前門主の著書「朝に紅顔ありて」にも書かれていましたが、私たちは死を抱えて今日を生かされています。家族、知人が、病、事故などによる突然の死や、長い間看病を続け、薬石効なく往生された時、その時の虚しさや、やり場のない怒りや悲しさは、生きていく意味を失うほどです。
その辛さ、痛みはご本人しか分からないのですが、体験者同士で語り合うとき、慰めになるかもしれません。それぞれの、その辛い気持ちを語り合うことで、少しでも、その悲しみが和らぐことを願っています。
法話では、往相還相(おうそうげんそう)回向(えこう)のお話などもお聞きます。南無阿弥陀仏にご縁のあった方は、この世のいのちが終わった時、即、お浄土に生まれ、ご縁の方々のもとに帰って来られ、仏様としてそばにいて下さるという教えです。
 死別の悲しみ、虚しさは、ご遺族の力を奪う反面、共に語り合うことで、精一杯生きてみようという.力が戻ってくるものなのですよと、心理療法士さんからもお聞きします。
そのよみがえる力を喚起する時、悲しみの中から生まれる力は、柔らかく粘り強く深いものだそうです。あなたも死別を縁として、共に老・病・死、世の無常に向きあってみませんか。

真光寺 寺 本 悦 子



仏様のおはなし新シリーズ 第66集 その2 「いのちの重さ」

 結婚式の披露宴、宴会の締めくくりに、新郎新婦が親御さんに、感謝の気持ちを綴った手紙の朗読とともに、花束を贈呈し、涙涙のクライマックスを迎えるシーン・・・。今も昔も変わらず感動の場面ですね!
 しかし、この定番の花束、最近の流行というと、新郎新婦が生まれた時の体重と同じ重さのぬいぐるみを贈るそうなのです。いつの間にそんな流行が?
とびっくりしたのですが、考えてみると感慨深いものです。
 新郎新婦は、自分が生まれた時の体重を知っていたとしても、実際に体重と同じ重さのぬいぐるみを抱いた時、「自分はこんなに小さくて、こんな重さで生まれてきたのか、今こうして成長して結婚式という日を迎えさせて頂くまで、
親はどれだけの苦労をして育てて下さったのか」と親へのご恩を思う事でしょう。
 親の方は、ぬいぐるみを渡され抱いた時、「ああ、我が子はこんなに小さくて、こんな重さで生まれてきたのか」初めて我が子を抱いた日の事を思い出し、「よくぞ無事に生まれてきてくれた。当時、体重は軽かったけれども、いのちの重みは大変重かった。」と尊いいのちを頂いた事を思い起こし、すくすくと成長し、親から独立し、結婚式を迎える事ができ、こうして
お礼の言葉と贈り物を頂けるなんて・・・」と感動される事でしょう。
子を持つ親としては、想像しただけで胸が熱くなります。
 「あなたが生まれた時、嬉しくて、生まれてきてくれてありがとうと、みんなで大事に抱っこしたのよ。両親、祖父母、曾祖父母やもっともっとたくさんのご先祖の方々のいのちのリレーによって、私が生まれさせて頂き、あなたが生まれてきてくれたので私は親と呼ばれるようになりました。
あなたの成長を喜びながら過ごした日々は宝物です。どうぞ、幸せになって下さいね」とお祝いの言葉をかけたいものです。
 そして、私たちをいつも見守って下さり、「あなたが大切なのですよ、あなたを救わずにはおれない」と強く願われる、阿弥陀さま。
私たちは、その願いの中で生かされている仏の子どもです。
 結婚式という日を迎える事ができた事を、親御さん、阿弥陀さまに感謝させて頂きましょう。
 軽いけど重い「いのちの重さ」を思いながら、子から親へと贈られるぬいぐるみ。素晴らしいですね!

光専寺 城 美 香

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