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浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所

浄土真宗本願寺派 福岡組(ふくおかそ)の情報配信所へようこそ。

2016/02/22

新mp3法話 第74集 ①法傳寺 小森弘基 ②徳栄寺 大野義雄

mp3法話の第74集をお届けいたします。

MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。

本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。

仏様のおはなし新シリーズ 第74集 その1 「浄土とは」 音声版ダウンロード
第74集 その1 「浄土とは」 PDF版ダウンロード
法傳寺 小 森 弘 基

仏様のおはなし新シリーズ 第74集 その2 「いただきますの言葉」 音声版ダウンロード
第74集 その2 「いただきますの言葉」 PDF版ダウンロード
徳栄寺 大 野 義 雄

◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第74集 その1 「お浄土とは」

「國(こく)豊(ぶ)民安(みんあん) 兵戈(ひょうが)無用(むよう)」   
 今回は法傳寺 衆徒の小森弘基です。
 お浄土とは、還えるべき安心の大いなるふるさとです。
 私たちは、あさはかで人情が薄く、親しみ愛することを知らず、些細なことで争っています。人は互いに敬愛し、施しあわなければならないのに、わずかな利害のために、互いに憎しみ争っています。身分の違いや、貧富の差、老若男女を問わず、みな財欲や色欲のことで悩み、あれこれと嘆き苦しみ、少しも安らかなときがありません。ただ己のみのことをだけを考え、他人に恵むことを知らず、欲に追われてあらゆる煩悩を働かせ、その結果によってまた苦しみます。栄華は続かず、すべてはうつり変わります。苦しみ悲しむことは解っていても、み教えを聞くことがなく、目の前の快楽におぼれ、飽きることを知りません。このような人の仕業は、自然の道理に背き、人の道に外れています。これがありのままのこの世と私の姿であります。
 阿弥陀如来は、このような、私たちの我見、我執による苦悩に満ちた日々、迷い、不安や、対立をしながら娑婆に執着し続ける私とこの世を、穢土(煩悩から抜けられない衆生の住む現世)として見抜かれ、一方、浄土は死の事実に直面し悶々とする、凡夫の私たち一切を包みこみ、拠り所とし今も導いて下さっている処です。浄土は阿弥陀如来の仏国土。衆生を救いたいという願いに報いて完成した真実報土です。涅槃界(さとりの世界)であると同時に、衆生救済へのハタラキの源であります。
 その浄土に生れさせていただく私とは、仏の智慧と慈悲にめざめさせて頂き、世俗の中で道を求め、やがて縁つきて、大いなる安らぎの世界へ帰らせて頂くと共に、今生の日々にあっては、如来の教えに背く己の生き方を省み、翻っては、現在のわが国の有り様、世界の趨勢(すうせい)をしっかり見極め、本当の命の在り方とは何か、幸せとは何かを考え、傲慢な自分のみの歩みとせず、共に手をとり合って、み教えに開かれた道を歩んでいく身とならせて頂くことです。

法傳寺 小 森 弘 基



仏様のおはなし新シリーズ 第74集 その2 「いただきますの言葉」

 多くのいのちと、みなさまのおかげにより、 このごちそうをめぐまれました。
 深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。

 先日ニュースで、ある会社のマヨネーズの賞味期限が二ヵ月伸びるとの報道がありました。「食品ロス」を減らすための対策だそうです。食品ロス。最近よく耳にする言葉です。農林水産省の報告によると、日本では年間約千七百万トンの食品廃棄物が排出されています。このうち「食品ロス」、つまり本来食べられるのに廃棄されているものは、年間約五百万~八百万トン含まれると推計されています。これは国内の年間コメ消費量にも匹敵し、日本人一人当たりに換算すると、おにぎり一~二個分が毎日捨てられている計算になるそうです。正直驚きました。またもったいないなぁとも思いました。
 私自身のことを振り返ってみると、スーパーなどに買い物に行った際、賞味期限が迫っているものより棚の奥の方にある新しいものをわざわざ取って、賞味期限が長いのを確認して買ってしまいます。そこには、賞味期限が短いと使い切れずに捨ててしまうかもしれないという思い。なんとなく新しくて新鮮なほうがいいという思い。誰か必要な人が買ってくれるだろうという思いなどがあります。
 よくよく考えてみると、使い切れずに食べものを「もったいないなぁ」と思いながら自分で捨てるという行為をせず、そのことを人任せにしているのです。このような私が「自分は食べものをなるべく捨てずに、ありがたくいただいています」と言えるのでしょうか。新鮮であるかそうではないかの違いによって、私を支えてくれるいのちの重みは変わってくるのでしょうか。
 「多くのいのちと、みなさまのおかげにより、 このごちそうをめぐまれました。深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。」一日三回口にするこの言葉が、どういうことなのかを、改めて考えずにはいられません。

徳栄寺 大 野 義 雄

≪ 2015年度若僧会旅行ホーム新mp3法話 第73集 ①浄満寺 井浦 恩 ②妙泉寺 木村紹子 ≫

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