浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所
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新mp3法話 第78集 徳栄寺 大野道雄「現世祈祷などにたよらない生き方」
mp3法話の第78集をお届けいたします。
久しぶりの更新となってしまいましたことお詫び申し上げます。
また、今回より毎回1話が基本となりましたので「第○○集」という呼び名がやや不自然な感もあるかと存じますが、ずっと続けておりますことの名残とでも大らかにお受け取りいただければと存じます。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。
本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。
仏様のおはなし新シリーズ 第78集 「現世祈祷などにたよらない生き方」 音声版ダウンロード
第78集 「現世祈祷などにたよらない生き方」 PDF版ダウンロード
徳栄寺 大 野 道 雄
◎広報部
久しぶりの更新となってしまいましたことお詫び申し上げます。
また、今回より毎回1話が基本となりましたので「第○○集」という呼び名がやや不自然な感もあるかと存じますが、ずっと続けておりますことの名残とでも大らかにお受け取りいただければと存じます。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。
本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。
仏様のおはなし新シリーズ 第78集 「現世祈祷などにたよらない生き方」 音声版ダウンロード
第78集 「現世祈祷などにたよらない生き方」 PDF版ダウンロード
徳栄寺 大 野 道 雄
◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第78集 「現世祈祷などにたよらない生き方」
浄土真宗の教章(私の歩む道)の中の生活に、「親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来のみ心を聞き、念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧と歓喜のうちに、現世祈祷などにたよることなく、御恩報謝の生活を送る。」とあります。この中の、「現世祈祷などにたよることなく」という文言を私なりに窺ってみたいと思います。
ある国語辞典によりますと、「現世」とは現在の世の中、「祈祷」とは、神仏に祈ることとあります。そのまま読めば、現在の世の中のことを神仏に祈るということになりますが、実際には、私または私に属するもののみが良くなるようにお願いする、と見て取れます。一方、浄土真宗の教章(私の歩む道)では、そのような行為にたよらないで生きていくよう説いています。では何故、現世祈祷などにたよらない生き方が求められているのでしょうか。
近年、自分優先・自国優先の考えが一部に広がっているように思えます。自分たちのために他者は後回し、あるいは他者はどうでもいい、ということでしょうか。大変恐ろしいことです。差別や抑圧、さらには戦争という悲惨な出来事は、何によって引き起こされてきたのでしょうか。また、現在も世界のいたるところで苦しみの中に生きていかざるを得ない多くの人々がいます。私も、その根本の原因を正しく知らなければならない一人です。
仏教は,縁起の道理に基いて説かれている宗教です。すべてのものは、互いに関係しあい、互いに生かしあって存在します。仮に他者を傷つけるとすると、それは自らを傷つけることになるのです。抑、人間は他者のお陰で生きてきたし、今現在も他者のお陰で生きています。これから先もそのことが変わることはありません。
現世祈祷などにたよらない生き方が求められているのは、その根本に、他者を傷つけてはならない、他者のお陰で生きている、そのことに目ざめて生きていくよう願われているからと窺います。
浄土真宗の教章(私の歩む道)の中の生活に、「親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来のみ心を聞き、念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧と歓喜のうちに、現世祈祷などにたよることなく、御恩報謝の生活を送る。」とあります。この中の、「現世祈祷などにたよることなく」という文言を私なりに窺ってみたいと思います。
ある国語辞典によりますと、「現世」とは現在の世の中、「祈祷」とは、神仏に祈ることとあります。そのまま読めば、現在の世の中のことを神仏に祈るということになりますが、実際には、私または私に属するもののみが良くなるようにお願いする、と見て取れます。一方、浄土真宗の教章(私の歩む道)では、そのような行為にたよらないで生きていくよう説いています。では何故、現世祈祷などにたよらない生き方が求められているのでしょうか。
近年、自分優先・自国優先の考えが一部に広がっているように思えます。自分たちのために他者は後回し、あるいは他者はどうでもいい、ということでしょうか。大変恐ろしいことです。差別や抑圧、さらには戦争という悲惨な出来事は、何によって引き起こされてきたのでしょうか。また、現在も世界のいたるところで苦しみの中に生きていかざるを得ない多くの人々がいます。私も、その根本の原因を正しく知らなければならない一人です。
仏教は,縁起の道理に基いて説かれている宗教です。すべてのものは、互いに関係しあい、互いに生かしあって存在します。仮に他者を傷つけるとすると、それは自らを傷つけることになるのです。抑、人間は他者のお陰で生きてきたし、今現在も他者のお陰で生きています。これから先もそのことが変わることはありません。
現世祈祷などにたよらない生き方が求められているのは、その根本に、他者を傷つけてはならない、他者のお陰で生きている、そのことに目ざめて生きていくよう願われているからと窺います。
徳栄寺 大 野 道 雄
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