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浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所

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2018/01/29

新mp3法話 第81集 妙泉寺 木村眞昭「浄土真宗は、教・行・信・証」

mp3法話の第81集をお届けいたします。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。

本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。

仏様のおはなし新シリーズ 第81集 「浄土真宗は、教・行・信・証」 音声版ダウンロード
第81集 「浄土真宗は、教・行・信・証」 PDF版ダウンロード
妙泉寺 木 村 眞 昭

◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第81集 「浄土真宗は、教・行・信・証」

 浄土真宗はまことに不思議な教えであります。通常は、自分から始まる仏道が、仏・如来から始まる仏道だからです。
 浄土真宗以外の仏教は、まず仏道を歩み悟りを開こうという心を自分のなかに立てます。これを発菩提心(ほつぼだいしん)といいます。そして釋尊・お釈迦さまの説かれた教え即ちお経の中から自分が仏になるための「教」えを選びます。そしてその教えを「信」じて仏への道を踏み出します。
 次に、そのお経に説いてある仏の悟りを開くための「行」を、お経に説いてある通りに丁寧に怠りなく実践して、功徳を積み、汚い心を清らかになるように努め励んで、いつの日か仏の悟り「証」を開こうとするのです。
 この「教」と「行」と「証」は、仏道の基本構造です。そして「信」は、教えを信じてから行に踏み出すので、教・信・行・証の次第=順序です。
 ところが親鸞聖人が開かれた浄土真宗の仏道は、教・行・信・証の順序で教義が説かれています。「信」の位置が違うのです。その理由は、先の浄土真宗以外の仏教は人間が起こす発菩提心が出発点ですが、浄土真宗は、阿弥陀如来の人間にかけられた本願を出発点とするからです。その違いがどこから来るかといえば、末法の世となって人間の能力も衰え、菩提心を起こすことも困難となり、迷いを離れることが永遠に不可能となった時代にあって、なお人間が救われ仏となる道はあるのかと問い続けられた方々が、仏陀・釋尊の歩まれた道をたどるよりも、仏陀・釋尊の悟りの本質を阿弥陀如来の本願だと探し当てられたことによるのです。
 つまり、人間の方から菩提心を起こして釈尊と同じように歩むまでもなく、すでに仏・如来の世界である永遠のいのちと量ることのできない光の世界の方から、私たち人間をつつみこみいだき取っていてくださっていた阿弥陀如来のはたらきに、気づくこと=「信」こそが真の仏道であると教えてくださったのです。
 つまり人間が起こす菩提心に先立って、無量寿・無量光の世界から無量寿・無量光そのものである「南無阿弥陀仏」と名のり出てくださり、「南無阿弥陀仏」と私を呼び続けてくださっていた本願に気づくこと、即ち「南無阿弥陀仏」を聞き、疑いなく信じること一つで「証」を得るのです。「南無阿弥陀仏」と名のり出てくださったことが、私に先立って私を救うために「行」じられていた「行」であり、その「行」をいただく「信」までも私に与えられていたのです。
 ここに教・信・行・証の次第=順序が、教・行・信・証の次第=順序となり浄土真宗が開顕された意味があるのです。「信」は人間の側に属しますが、教を信じて行ずるのではなく、信じることも私の行為ではなく阿弥陀如来の本願によって与えられたものだったのですから、信に先立つ行なのです。
 「南無阿弥陀仏」に行も信も証も、教として成就されて届けられています。ただただ、お念仏申すばかりであります。
 今回は、妙泉寺住職 木村眞昭が味わいました。

妙泉寺 木 村 眞 昭

≪ 新mp3法話 第82集 建立寺 三笠崇雄「「やられたらやり返す」って、どうでしょう?」ホーム子ども報恩講2017 ○ ≫

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