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浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所

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2018/07/24

新mp3法話 第85集 真光寺 原田憲司「数字」

mp3法話の第85集をお届けいたします。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。

本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。

仏様のおはなし新シリーズ 第85集 「数字」 音声版ダウンロード
第85集 「数字」 PDF版ダウンロード
真光寺 原 田 憲 司

◎広報部 ◇
仏様のおはなし新シリーズ 第85集 「数字」

今年、体調を崩して何度か大きな病院へ通院することになりました。ある日、待合室から診察室を眺めると不思議なことに気がつきました。それは四つある診察室には数字の④を抜かして①、②、③、⑤と番号が振られていたのです。妙な感覚になりながらも、ふと、こうも思いました。入院できる部屋の番号も同じような数字の並びになっていて、多分、⑨も抜かされているだろうなぁと。
似たような経験をされた方、もしくは意識をして四と九を避けている方があるかもしれません。古くから語呂合わせはたくさんありますが、もしこの二つを避けているならば、その理由に、四(し)と九(く)は「死」と「苦」を連想して過敏に反応しているのでしょう。けれども、たまたま同じ読み方をしてしまうだけで、何ら因果関係はないモノを気にして生きるのは少々窮屈です。
私の小学生の娘は数字で思うことは?と聞くと、強いて言えば単純に多い方、大きい方が良いよねとの返事。なぜなら例えば、大好きな果物が三つ盛ってあるお皿より四つ盛られている方を食べたいし、お年玉は八人よりも九人からもらえると嬉しいからと答えました。だいたい大人もそう答えるでしょう。
にもかかわらず、いつの頃からか、ある数字の語呂合わせを用いて時と場合によって物事の良し悪しを判断。そもそも数字に良いとか悪いとかは存在しないのに、都合の悪いことが起これば、“あの数字が入っていて縁起が良くなかったからね”などと原因を外に見つけて他に作り出すこともしばしば。このような私の事実は、自分自身ではなかなか気付けません。むしろ気付こうともしないでしょう。
疑問すら持たない危うい生き方をしている私がお念仏のみ教えを頂くということは、確かに間違いなくそうでありましたと受け止めさせて頂くのです。そして、本当のことから目をそむけ遠ざかるような生活を送ってはいないか。たった一度の人生を空しく過ごさせはしないと、私のことを私以上に気にかけている仏さまの願いに出遇うことでもありました。この度は、その大切なことを知らされた「数字」のご縁でした。

真光寺 原 田 憲 司

≪ 新mp3法話 第86集 専立寺 藤 泰澄「「食事の言葉」―「当たり前」から「感謝」へ」ホーム福岡組門徒推員連絡協議会 総会を開催しました ≫

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