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浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所

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2018/08/28

新mp3法話 第86集 専立寺 藤 泰澄「「食事の言葉」―「当たり前」から「感謝」へ」

mp3法話の第86集をお届けいたします。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。

本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。

仏様のおはなし新シリーズ 第86集 「「食事の言葉」―「当たり前」から「感謝」へ」 音声版ダウンロード
第86集 「「食事の言葉」―「当たり前」から「感謝」へ」 PDF版ダウンロード
専立寺 藤 泰 澄

◎広報部 ◇
仏様のおはなし新シリーズ 第86集 「「食事の言葉」―「当たり前」から「感謝」へ 」

 今回は「食事の言葉」―「当たり前」から「感謝」へ―と言うことで、お話します。
 皆さんのご家庭では、すでになさってあるかもしれませんが、食事の時は食前食後に合掌し、食事の言葉を唱和しましょう。
 皆さんはどのように食事を始めてありますか。浄土真宗本願寺派では、食事の言葉があります。食事の時に合掌し感謝の言葉でもって始まり、感謝の言葉で終わります。それで、「食前のことば」は、まず一人が言います。「多くのいのちとみなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました」次にみんなで「深くご恩を喜び、ありがたくいただきます」と唱和します。

「食後のことば」は、同様に一人が言います
 「尊いおめぐみをおいしくいただき、ますますご恩報謝につとめます」
次にみんなで
「おかげで、ごちそうさまでした」と唱和します。

 それについて食事の合掌は要らないという意見があります。お金を出して手に入れたものになんで頭を下げなければならないのかという意見です。
 生き物の命を頂くことや、人のご苦労がかけられたものであっても、お金によってすべて手に入り、それが当たり前と感じさせる世の中になっていないでしょうか。そこには生き物の命を頂くことによっ自分の命が生かされるという感覚や、一つの製品にも目に見えないたくさんの人のご苦労があるということへの感謝が見失われているように感じます。
 生き物の命は、40億年前からの連綿としたいのちのつながりの中から生み出されたもので、お金を出したから命が手に入るということでは決してないのではないでしょうか。お金を出せば製品が手に入りますが、それにかけられた目に見えない人々のご苦労は全く見えません。そのうち、「親が子供の面倒を見るのは当たり前、頼みもしないのに勝手に私を生んだ」と言う考えに近づいていくような気さえします。
 食事で合掌することで、「感謝」と言う意味を考える機会になればいいですね。

専立寺 藤 泰 澄

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