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浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所

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2019/06/24

新mp3法話 第92集 妙静寺 笠 賢信「さるべき業縁」

mp3法話の第92集をお届けいたします。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。

本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。

仏様のおはなし新シリーズ 第92集 「さるべき業縁」 音声版ダウンロード
第92集 「さるべき業縁」 PDF版ダウンロード
妙静寺 笠 賢 信

◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第92集 「さるべき業縁」

テレビのニュースで多くの悲惨な事件を目にします。親が子を殺し、子が親を殺す。無差別な大量殺人。そんなニュースが当たり前のように報道されています。そういうニュースを目にする中いつも思い出す教えがあります。

それは歎異鈔というお書物の中で親鸞聖人がお弟子の唯円さんに仰せになった「さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまいひもすべし」というお言葉です。
 
「自分の心が善いから殺さないわけではない。また、殺すつもりがなくても、百人あるいは千人の人を殺すこともあるだろう」と親鸞聖人は仰いました。

「最低な人間もいるもんだ」「こんな奴は死刑だ」ニュースを見ながらそんな事を思っている私も縁さえ整えば何をするかわかりません。そうせずにおれているのは、周りの支えのお陰と気づかせてもらいたいものです。

虐待をして我が子の命を奪った事件に関して
同じ年齢の子をもつお母さんにインタビューをしている映像をみました時、
「とても信じられないような事件だけれども、そう遠くの話ではないよう思います」と答えておられたお母さんがおられました。

そこには自分も縁さえ整ってしまえば同じような事をしてしまうかもしれないという、自分の姿を真剣に見つめていかれた上からのお言葉であったんだと受けとめました

あの我が子を虐待して、死なせてしまった親に誰か一人でも、悩みを聞いてくれる方がおられたら、もしそこに無条件で自分を受け入れてくれる存在があったなら、失われなくてすんだ命があったんじゃないかと思います。

我々がきかせていただく阿弥陀さまという仏様はどんなことがあってもこの私を見捨てない智慧も慈悲も量ることのできない仏様であります。
そのような仏様とならねばならなかった理由が、そんな何をしでかすかわからない私のありようにあるんではないかと思うことであります。

妙静寺 笠 賢 信

≪ 新mp3法話 第93集 徳栄寺 大野義雄「仏様に手をあわせる」ホーム2019年度 福岡組サマーキャンプのご案内 ≫

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