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浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所

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2021/08/26

新mp3法話 第113集 長栄寺 明石慶生 「あきらめる」

mp3法話の第113集をお届けいたします。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。

本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。

仏様のおはなし新シリーズ 第113集 「あきらめる」 音声版ダウンロード
第113集「あきらめる」 PDF版ダウンロード
長栄寺 明 石 慶 生

◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第113集 「あきらめる」

「あきらめる」という言葉があります。皆さんも、この1年半は色々なことをあきらめられた1年半ではなかったでしょうか?
お寺でも、法要が開けない、婦人会が開けないと、色々な機会をあきらめる日々が続いています。
以前、手術を受けたご門徒さんから、こんな事を言われました。「若院さん、今まで当たり前に出来ていた、本当に簡単と思える
動作が、全然できんくなったとです。これは死ぬまでこのまま抱えていかないかんとです。私はもうあきらめとります。」と。一見、健康な時とほとんど変わらないように見えたのですが、とても辛そうに話をされていたのを覚えています。
この「あきらめる」という言葉ですが、本当は「物事を明らかに見ていく」という所から来ていると聞いた事があります。そして、「あきらめる」の漢字の意味を辞書で調べてみますと、「道理、悟り」と書いてありました。それは、私たちが普段よく使っている「物事を断念する」というネガティブな意味とは違ってくるように思うのです。
お釈迦様は「人間は、老いるし、病気になるし、死んでいかないといけない」という、いわゆる生老病死の自覚により道理を示されましたが、それは「人間には、どうもがいても変えられない事があるんだよ、人間は限られた時間や限られた条件の中で生かされているんだよ。」という事を教えてくださっています。翻って言えば、「限られているからこそ、その時間や与えられた命を大事に、そして、懸命に生きてください。」というメッセージとも受け取れます。
普通、人から「あきらめろ」なんて言われると、少し落ち込んだりしますが、そういうメッセージと思ったら、逆に力が湧いてこないでしょうか?
新型コロナによって、様々な制限を受けて、正直、不自由を感じずにはおられませんが、「あきらめろ」と言い聞かせながら、今自分にできることをやらせていただき、お念仏してまいりたいと思います。
長栄寺 明 石 慶 生

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