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2022/05/31

新mp3法話 第124集 真福寺 速開一弥「掃除」

mp3法話の第124集をお届けいたします。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。

本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。

仏様のおはなし新シリーズ 第124集 「掃除」 音声版ダウンロード
第124集「掃除」 PDF版ダウンロード
真福寺 速 開 一 弥

◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第124集 「掃除」

わたくし事ですが二月に第二子が産まれました。家族が増え、より賑やかになりましがある問題が増えたのです。それは掃除です。
お寺と住まいの掃除、家族八人分の食事の片付け、ゴミ出しなど家族が増えた分大変になりました。特に子どもの散らかした物の片づけに手を焼きます。食事中、落した物を片付ける際にイライラしてつい怒ることもあります。そんな時はこの言葉を自分に言い聞かせます。
「塵を払い、垢を除かん」
お釈迦様のお弟子に周利槃(しゅりはん)特(どく)という方がいらっしゃいました。周利槃特は記憶力が悪く、自分の名前を覚えられず、名前を書いた札を首からぶら下げていたといいます。自分を恥じ弟子を辞めようと悩む周利槃特にお釈迦様は「自分を愚かだと知っている者は愚かではない。自分を賢いと思い上がっている者こそ、本当の愚か者である。」と説き、一本の箒を渡し「塵を払い、垢を除かん」とひたすらにその一つだけを言いながら掃除をしなさいと伝えました。
周利槃特は言われた通り、一心に「塵を払い、垢を除かん」と唱えながら箒を持って何十年も掃き続けました。ある時、子どもたちが遊んでいてせっかくきれいにした所を汚してしまい思わず箒を振り上げ怒鳴りました。「こら!どうして汚すんだ。」その時、塵と垢というのは自分の心の中の煩悩のことだ、汚れが落ちにくいのは人の心も同じだと気付いたのです。
周利槃特は払っても次から次へと積もる埃や垢のように絶え間なく私の中に湧いてきて落しようがない煩悩に向かい合っていくことを悟られました。
掃除とは、ただ汚れを落とすのではなく、煩悩をかかえた自分を見つめなおす大切な行為ではないでしょうか。
真福寺 速 開 一 弥

≪ 2022年度福岡組永代経法要 一部変更のお知らせホーム新mp3法話 第123集 妙泉寺 木村眞昭「コロナ禍の生死」  ≫

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良いお話でした。

徳栄寺からのご案内で読ませていただきました。
天才バカボンのレレのおじさんの話ですね。

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