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浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所

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2023/01/20

新mp3法話 第131集 徳栄寺 大野道雄「七宝のもろもろの樹」

mp3法話の第131集をお届けいたします。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。

本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。

仏様のおはなし新シリーズ 第131集 「七宝のもろもろの樹」 音声版ダウンロード
第131集「七宝のもろもろの樹」 PDF版
徳栄寺 大 野 道 雄

◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第131集 「七宝のもろもろの樹」

 「仏説無量寿経」に七宝のもろもろの樹が説かれています。ある樹は、紫金(しこん)が本(もと)で、茎、枝、条(こえだ)、葉、華、実が白銀(びゃくごん)などそれぞれの宝を具えています。さらに、白銀を本とする樹、瑠璃(るり)を本とする樹、水精(すいしょう)を本とする樹、珊瑚(さんご)を本とする樹、瑪瑙(めのう)を本とする樹、硨磲(しゃこ)を本とする樹が登場します。そしてそれぞれの樹々の茎、枝、条、葉、華、実がそれぞれの宝を具えていると説かれています。続けて、このもろもろの宝樹は行行相値(ごうごうそうち)であると説かれています。意味は「樹々の列と列があいあう」ということです。ここに「あう」という読みに「値」という字が用いられています。これには大切な意味があると受け止めます。「値」ということで私が連想する言葉として「値遇」という言葉があります。このことについて教えられたことですが、「値遇」とは遇うに値するものに遇う、それは本当に遇うべきものに出遇うということだそうです。さらに言えば、誰に対しても遇うに値するものとして遇う、遇うべき相手として遇うということだと。
 翻って世の中における人と人との関係性またその出会いはといいますと、あるいは上下関係に支配されたり、あるいは多数派が少数派を押さえつけるということが罷り通る、そのようなことがあると思われます。それは、身近なところでは家庭、そしてさまざまな人々の集まり、さらに国という単位の中でも、そして国と国の関係においてもそのような現実があるのでしょう。そのことに思いを向けるとき、私自身も上下関係を利用したり、多数派に属して他者を少数派と勝手に決めつけて押さえつけていることと無関係な存在ではないと自覚しなければなりません。
 もう一度、「仏説無量寿経」の「七宝のもろもろの樹」の譬えに願われていることを受けとめなおしたいと思います。
徳栄寺 大 野 道 雄

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