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浄土真宗本願寺派 福岡組 情報配信所

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2023/03/12

新mp3法話 第133集 建立寺 三笠崇雄「領解文」

mp3法話の第133集をお届けいたします。
MP3形式で3MB程度(3分前後)の大きさです。
タイトルをクリック下さるとダウンロードが始まります。
また、下段「PDF版ダウンロード」をクリックすると、A4版でカード風に印刷してお使いいただけるようなPDFファイルがダウンロードできます。

本記事最後、右下の「続きを読む >>」をクリックいただきますと音声と同じ法話が文字でご覧いただけます。

仏様のおはなし新シリーズ 第133集 「領解文」 音声版ダウンロード
第133集「領解文」 PDF版
建立寺 三 笠 崇 雄

◎広報部
仏様のおはなし新シリーズ 第133集 「領解文」

 「もろもろの雑行雑修自力の心をふりすてて、一心に阿弥陀如来、われらが今度の一大事の後生、御たすけそうらえとたのみ申してそうろう。たのむ一念のとき、往生一定御たすけ治定とぞんじ、この上の称名は、御恩報謝とぞんじ、よろこびもうしそうろう。この御ことわり聴聞申しわけそうろうこと、ご開山聖人ご出世のご恩、次第相承の善知識のあさからざるご勧化のご恩と、ありがたくぞんじそうろう。このうえはさだめおかせらるる御おきて、一期をかぎり、まもりもうすべくそうろう。」
 蓮如上人のお言葉と伝えられる『領解文(りょうげもん)』です。「私は念仏以外の行や自力のはからいを捨て、一心に阿弥陀さまのお救いにお任せいたします。その心がおこった時既に救われていたこと、私のお念仏はそのお礼の念仏と聞き喜びに溢れています。この法に出遇えたのは親鸞聖人をはじめ、先人達のお導きのお蔭です。この先は生涯念仏者として歩んでまいります。」という上人の念仏申す喜びの告白文です。
 お寺ではご法座の終わり等に皆で声を合わせて唱和してきました。寺で生まれた私も幼少期に覚えさせられ、寺の例会では声を揃えて唱えましたが、何の事やら分かりませんでした。
 その後意味も学び僧侶となって数年後、親しかった先輩が病気で亡くなりました。寺の跡取り、まだ三十そこそこの若さでした。お通夜にお参りしますと、当然ながら悲しみに満ちていました。跡継ぎ息子を失ったご住職、これから寺を担うべき若者を送るご門徒たちの無念は如何ばかりか。やりきれない気持ちで座っておりました。
お通夜の最後にご住職が挨拶され最後に「お領解出言!」と力強く言われるや、一同「もろもろの…」と声を揃え堂内割れんばかりの領解文が響きました。私も共に御文をいただきながら熱い思いが湧くのを感じました。悲しみの縁にありながらもお念仏とともに歩んで行く皆様の決意と聞かせていただいたことでした。
建立寺 三 笠 崇 雄

≪ 2023年度福岡組永代経日程お知らせホーム福岡組門徒推進員連絡協議会 第3回研修会を開催 ≫

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